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dogdeco diary 愛犬と暮らす、すべての人へ

愛犬と一緒に楽しむこと。

2021/10/07

金木犀が二度咲くと教えられたのは何歳だったか、また息子に教えたのはいつの頃だったかもすっかり忘れてしまいました。ただ、幼きころに身についた季節感は大人になってからも狂うことはないんだなと感じています。二度咲きが地球温暖化によるものかはわかりませんが、環境の変化はあらゆるところに出てきてはいるようです。今年はほぼほぼ緊急事態宣言下での生活でしたが、それでも時は流れてあっという間に10月となってしまいました。すっかり秋となり、夏場あれだけ大変だった散歩もずいぶんと楽になりました。犬と暮らし季節の移り変わりをより感じ、愛犬とともに楽しむ方法を考えるようになりました。散歩がとても楽しい。

無事に義眼手術とマイボーム腺腫除去術を終えて帰宅した柴犬のゆっくりと回復していく姿を見て胸を撫で下ろす毎日です。戻ってきてからの四日間は自力で排出せず、うんちにいたっては全く出ずでした。ほぼ寝たきりで過ごしごはんも食べない。こんなこと初めて。薬を飲ませなければいけないので、パンにくるんだりあらゆる手段を試みましたがとにかく口に入れることを拒み、結局溶かして上顎や歯茎に塗布する羽目となりました。目から血や粘液が流れ出る姿やオムツ姿は本来なら目を背けたいくらいのものですが、でも愛しく夜も授乳並みに起きて点眼し拭き取って(アイワイプさまさま!)を繰り返していました。やっと外を歩け、ごはんを食べられたとき、完食したとき、心から安心しました。術後一週間経過した本日、やっと朝まで起きることなく熟睡してくれました。もう一安心。かな。

スライサーをオンラインで販売してください、というお問い合わせを多くいただきます。スライサーはきちんとその構造を理解をした上で使うことによって、コマンドを教え上手に歩くためにはとても良い犬具ですが、使い方を間違えるとすり抜けてしまったり問題が生じるものとなりえます。そのため、店頭にてしっかりご説明し、お使いいただきたいのです。実際に愛犬と一緒にご来店の上、試しながら説明をさせていただきたいからです。ぐいぐい引っ張り興奮した状態の犬に使うのであれば、首輪が望ましい場合もあります。その子に応じたサイズやショートリードとの兼ね合いの長さでお選びいただきたい首輪、スラーサーです。使う人の背丈によってもスライサーのサイズは変わってきたりもします。それはもうお話をさせていただかないとわからないことが多いため、愛犬とご一緒にいらしていただいてこそのスライサーでありショートリードをはじめとする犬具の使い方です。首輪やスライサーが抜けました、ということがないためにも。

犬は衣食住+散歩が全てであり、飼い主である私たちの考えを少しでも変えることができれば、犬との暮らしはいくらでもより良いものにできると思います。少しでもかっこよく散歩をする、犬との散歩にストレスを感じることなく外に出、楽しむことができるか。このために私たちが扱うスライサーやショートリードの作り手は長い年月を費やしてきたそうです。つまるところ、お行儀の悪い犬用に作られたスライサーは最初はニーズに合わず売れなかったそうです。しかし接客の時間が増え実際に犬との時間を増やすことにより、なぜしつけの面においてスライサー+ショートリードの組み合わせが良いかを理解してもらえるようになったそうです。常に自分の犬がどのような状態か知ること。首輪がいいのか、スライサーがいいのか、なぜショートリードがいいのか。それは健康面においても、です。

柴犬の話に戻ります。本当は…術後二週間目から通常の生活に戻してくださいとのことでしたが、もう散歩も普通にしています。なぜなら引っ張る散歩ではないからです。目が見えなく、音に怯えることがあっても、見えないなりにかっこよく散歩ができているからです。2匹の足並みは完璧です。犬のテンションを常に感じることができるショートリードで前に出ることもなく、飼い主である私のペースに合わせしっかり横を歩いている。当たり前のことなのですが、私が止まれば、犬も止まる。名前を呼べば振り返る。いいよ、行こうかと声をかけるとまた歩き出す。ここまでになってくれたのは、ショートリードのおかげです。あと根気よく使い方を教えてくれた人が大きいです。

ただ一つだけいつも思うのは、もう全盲になった柴犬の全力疾走が懐かしいなと。ほとんど後悔はないけれど、やはり懐かしくなる行動は多い。歳もあるし、もうあの一心不乱な全力疾走を見ることはないと思うとさみしいなぁ。ちょこまか走っている姿は、それはそれでかわいいんですけどね。目が見えなくなり、柴犬の左目は今ドライアイ防止に一点だけ仮留されている状態です。その容姿に「かわいそうですね」と声をかけられます。どんな見てくれになろうとも、歩けなくなろうとも最期の時まで外のにおいは嗅がせてあげたいと思っています。だって犬だから。犬の本質を理解しないから散歩が嫌いなんです、ということが起こるんです。散歩をあまりしていない、散歩が嫌い。私なら恥ずかしくて言えない一言でもあります。そんな犬らしからぬ姿は見ていたくないです。私の2匹には散歩を楽しんで欲しいし、一緒に私も楽しみたい。

あらゆる種類のドッグフードやスライサー、首輪を置くこと、つまりは選択肢の幅を広げることは良いことではありません。これだ!というベストなものを置いているのがドッグデコです。なぜならここにあるもので大抵のことは解決できるからです。解決できないから次!ではなく真剣に取り組めば取り組むほど、新しいものに手は出しにくくなると思います。その分カラーバリエーションや素材は豊かに行こうかなと増やしております。

TENBEAのキャリーバッグも再入荷いたします。ご予約販売を開始いたしました。

リッチナイロンカラーオンラインショップでの取り扱いを開始しました。ショートリードと合わせやすいカラーバリエーションです。

愛犬だからこそ、悩みと心配はつきません。だからこそのドッグデコでありたい、そう思っています。